健康を保つために、食生活で気をつけていること
医療関係の仕事をしていると、健康の大切さをしみじみ感じます。健康な時は健康であることが当たり前過ぎて、その大切さが分からない人の方が多いのではないでしょうか。学生の頃は、私もその1人でした。ですが、病院で働き始めてから、自分自身が健康であっても、病気の症状に苦しむ人の姿を目の当たりにするようになり、体に何も問題を抱えていないことがどんなに幸せなことなのかと思うようになりました。病気は、痛み、不快感、睡眠障害など、日常生活に少なからず支障をきたします。何らかの症状に苦しむ彼らの姿を見ていると、否応無く、健康を出来るだけ長く保ちたいと考えるようになりました。

私は現在、医療者として仕事をしていて、患者さんに体をいたわってもらい、より健康になってもらうよう援助する立場にあります。そのため、仕事では、他の人の健康について考えていますすが、仕事を離れれば、自分の健康のことをまず考えるようにしています。
たとえば、食生活で気をつけていることは、炭水化物を取りすぎないことです。炭水化物を食べ過ぎると、血糖値が急上昇して、血管を傷つける原因になります。また、肥満にもつながります。また、継続的に血糖値が急上昇していれば、糖尿病のリスクも高まります。以前も、炭水化物を控えることはありましたが、その時はダイエットが主な理由でした。体重を減らすために炭水化物を控えていて、その代わりにタンパク質を増やしていたいため、必ずしも健康的な食生活をしていなかったと思います。でも、今は、目的も異なり、代償的にタンパク質を摂取しようとも考えておらず、健康的な食事であるように気をつけるようになりました。
糖尿病のリスクは、自らの食生活に大いに関係しています。糖尿病を予防する方法は、食生活に限らず、運動など、他の方法もありますが、運動の苦手な私は、食生活を改善することで、糖尿病を防いでいます。
炭水化物を取りすぎないと一言で言っても、容易なことではありません。特に、甘いものが大好きな私の人間には、時折、我慢しなければならない時もあります。例えば、心身とても疲労している時は、甘いものが食べたい衝動にかられます。また、コーヒーを飲む時は、ついつい甘いものと一緒に飲みたくなる時もあります。
そのため、甘いものを一切食べないというルールは、自分には課していません。食べたい衝動がある時は、無理に我慢しないようにしています。ただ、食べ過ぎないということには気をつけています。というのも、全く食べないというルールを課して、自分に厳しくしていると、そのストレスが逆に裏目に出るかもしれないと考えられるからです。食べ過ぎないという緩やかなルールにすることで、あまり無理をしないことも気をつけています。

このように、あまり自分に厳しいルールを作らないことで、継続しやすく、そして、あまりストレスを抱えないようにしています。これは、治療として食事制限をしている患者さんの姿をみていたことも、1つの理由です。糖尿病の患者さんたちは、ご飯やうどん、パスタなど、簡単な料理を食べるだけでも、その量をカウントしていかなくてはいけません。それらの食べ過ぎが病状を悪化するかもしれないからです。病状をコントロールしていくためには必要な食事制限ですが、食べたい物を食べたいだけ食べれないことは想像以上に辛いことだと思います。実際に、食事制限を続けられる人はそれほど多くはないからです。そのため、厳しい食事療法がどんなに体にいいかを知っていても、続けることの難しさをしみじみ感じていました。だからこそ、自分自身の食事に対しても、あまり無理をしない食生活でないと、続けられないだろうと思っていたのです。
完全に甘い物を断つことを諦めたおかげで、精神的にも少し余裕が感じられるようになりました。友人と久しぶりにお茶をした時や、誕生日など祝い事の席では、周りの人と一緒に食べることもあります。それに、個人的に何かお祝いしたいことがあった時も、我慢せず甘いものを食べています。何を食べるにしても、食べ過ぎないことだけ気をつけています。
ことわざの1つに、過ぎたるは及ばざるが如しとありますが、まさにこの法則は食生活に当てはめることができます。食生活だけでなく、いろんな面でも当てはまるかもしれません。自分自身で、自分の欲求をコントロールし、適度な範囲にとどめておくことは健康だけでなく、節度ある生活を保つことにも役立つと思いました。